OAKLEY

二年前、ハワイ旅行に行った時に購入したオークレーのハーフジャケットですが、フレームの塗料がばりばり剥がれてきてしまいました。マットシルバーのフレームはどうやらネットで見るとよく剥がれているみたいです。過去２０年近くオークレーを使ってきた私にははじめての事件でびっくりしました。最初は大丈夫でもレンジを代えるとだんだんとその時にねじりでレンズを咥える箇所からだめになるみたいです。そこでだめもとで全塗することにしました。いままでの塗装ははがれてきているとはいえ、一筋縄では全部綺麗にはがれません。シンナーやケトンではフレームを駄目にしてしまいます。いろいろ調べた結果、ポリアミドのフレームを痛めずに剥離するにはイソプロピルアルコールが良いみたいです。漬け込むこと４日で無事剥がれました。ですが、剥がれたのは表面のマットシルバーだけで、その下地にはクロームめっきがされてました！これは手が込んでおり、さすがオークレー・・・裏技の樹脂が痛むのを覚悟してキッチンハイターに５分！脱色されたころあいに引き上げ、再度イソプロピルアルコールに二日漬けました。剥がすのに苦労しましたが、やっとめっきも剥がれました。すこし樹脂がおかされたのでヤスリがけしましたが、ナイロン系は目が粗いと傷だけ増えて磨けません。なので1200番、2000番のヤスリで丹念に磨き続け、足がけ２週間でやっと塗装に入ることになりました。塗料は柔軟なものに塗装して剥がれないと好評の「染めＱ」を購入してきました。樹脂が黒いので下地が透けそうなのでベースコートを塗り、その上から白を塗装することにしました。白ならまた別の色にしたいときにいいかな？と単純にセレクトしただけです。この染めＱは剥がれないことはいいのですが、とにかく薄い塗料で、もう、何度も何度もスプレーしていかないと塗れた感じがしません。感じとしてかなりさらさらな塗料なので一揆に塗って垂れてしまうのが怖くて、薄塗りを気が遠くなる回数吹いてやっとできあがりました！本物のオークレーの白フレームは透き通る様な落ち着いた白なのですが、今回は半つや消しのどっしりとした白なので、本物以上に存在感ある発色した白になり、これはこれで目だっていいかな？という感じになりました。予想以上に苦労したので、もうやりたくないですね。自分の物だからがんばっちゃいました。オークレーロゴは消えましたが、私の中では確かにオリジナルのオークレーとなりました！